塩見 鮮一郎公式 掲示板
過去ログ4810
2026/5/4 14:14
▼世話人読書C針魚ハリヨ 静かに雪が/降り積もった夜
特別支援学校小学部に入学した/双子の弟のことで
おとね
銀色の雪のなかへ
飛び出していくことを
母に
禁じられてしまった
涙を噛みしめ
夢の中
大きな まあるい
雪ダルマを転がす
おとね
弟たちの 胸に 腹に
小さな手をかけて 眠る
たったひとりの
長女
HP
▼世話人閑話ここ、「読書」がつづいているので、
遠慮して板書しない方がいますか。
わたしのくだくだ話はのんびり、だらだらとつづく気配です。
これまで通りに書きこんでください。
時間はなにもしない「大老」にはいっぱいあります
HP
▼世話人読書Bスーッと書きました。
詩を書いたのではありません。
衰弱した「現代詩」に、頼ることはしません。
詩が広告コピーになり、
垂れ流されるキャッチコピーが詩となる。
詩人がスーッと書いたのは詩ではなく、おとねちゃんでした。
おとねゃんだからスーッと書けたのです。
静かに雪が
降り積もった夜
特別支援学校小学部に入学した
双子の弟のことで
おとね
おとねは雪の中へ出ていくことを母に禁じられます。
2行目まではどこにでもある言葉、少々陳腐な言葉ですが、
3行目でそれまで200グラムだった重さが、
まだ10倍にはならないにしても、300グラムにはなったでしょう。
HP
▼世話人読書Aの残が、詩人はやりました。
力むこともなく、けわしい表情をするでもなく、
すーっと書きました。
なぜできたのでしょうか。視点の不在が可能でしょうか。
視点も定まらないで、対象の実在を確保できますか。
少女の内面もふくめて、すーっと書くと、
詩はふしぎな空間につつまれ、
詩語も溶けました。
少女「おとね」の作った雪だるまのように。
(つづく)
HP
▼世話人読書A「おとね」
詩集1番に載る詩です。
T
おとねという名の少女の詩です。
乙音でしょうか、漢字は出てきません。
おとねについて書かれた詩です。
少女が書いた詩かもしれません。
だれかの視線で少女を縛らないのが、
この詩の特徴です。
そんなことができますか。
普通はできません。
HP
▼世話人読書@やり直し読書です。
若山聡『針魚』
詩集です。200グラムですが、
内容の濃さはその10倍です。
「はりよ」と読む。
さよりとは別種のよう。
詩人のイメージするのは、
かつて養老山の湧き水に
生育していた「ハリヨ」なのです。
骨格とか色とか、知らないほうがいいのです。
空白の呼気と吸気の間。
漢字の字面と音の軽さのアンバランス。
【私語】少しずつ書きます。88というふたつの数字は
おたがい凭れ合って、やっと立っています。
雪だるまのはなしが詩集にありました。
8の下のほうの丸が腰のように見えています。
5回ぐらい。1日1詩、すみません。
HP